2023.04.20

季節はずれの暖かさ(暑さ?)ですね。異常気象と言われて久しいですが、年々体感することが増えていると思います。

421日と27日は、明治学院大学のチャペルアワーでメッセージを語ることになっています。毎年、春学期にお邪魔していますが、今年は箴言から御言葉を聞こうと思っています。

明治学院大学でのメッセージは、10分間で、聖書を初めて読む学生にも分かるようにと依頼されています。わたしの目標は御言葉を届けることなので、御言葉が自分事として聞こえるようにメッセージを考えています。今回の箴言は、イスラエルの長い伝統の中で集められた知恵の言葉で、信仰の有無にかかわらず、「うん、うん」と納得できる言葉が多いです。もちろん、ちょっと反発する言葉もありますが、あまり希釈しないように心がけています。

21日の中心の御言葉は、箴言2318「確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。」27日の中心聖句は、箴言423「何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。」

我が家にいる大学生を見ていると、とにかく忙しいのと、忙しいゆえに疲れてしまっている印象を受けます。やりたいことはいっぱいあり、それをやりつつ課題をこなす日々で、聖書の言葉が心に入る隙間がないと感じます。でも、ふと立ち止まったとき、自分の将来について考えたとき、自分を支えるものが必要だと思います。一本の芯が通った人として生きるためには、芯が必要で、その芯となるのが聖書の言葉です。聖書が身近にある学生たちには、その聖書を上手に利用してもらいたいと願っています。生きる上でのヒントが聖書の中にはあり、困ったときの道しるべとなるのも御言葉です。こんな言葉が聖書にあるのだ!という発見をしてもらうために、今回は箴言を選んでみました。

 

聖書が身近なところにない方は、ぜひ教会の礼拝にお越しください。聖書に触れることができ、今までとは違う価値観に出会うと思います。新年度、新しい世界をのぞいてみませんか。

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