2023.06.01

6月が始まりました。新たな気持ちで歩み出したいと思います!

さて、6月は目黒原町教会にとって、大切な月です。創立記念の月だからです。1933611日に創立総会が開かれ、目黒原町教会が生まれました。伝道開始はさらに5年前、19284月に家庭集会が開かれ、7月に芝バプテスト教会講義所と認められ、「碑文谷講義所」として礼拝がささげられるようになりました。そして、1933年に親教会である芝バプテスト教会が独立を認めたため、611日に創立総会が開かれ「目黒バプテスト講義所」として歩み出すことになりました。新会堂建設の準備が整い、現在地に新会堂が建てられたのが、193712月です。翌年から原町幼稚園も開始して、多くの園児が集まったようです。ちなみに「目黒原町教会」という名前になったのは、1941年日本基督教団成立に伴っての変更でした。

創立から90年の時を経て、原町幼稚園は1989年から休園し、20221月に閉園しました。会堂は1968年に二代目の会堂が立ち、三代目の会堂が202011月に立てられました。1934年の会員数は18名、礼拝出席者平均20名、1978年頃がピークで会員数58名、礼拝出席者平均30名という記録が残っています。現在の会員数は15名、礼拝出席者平均15名で、創立当初より微減しています。90年の歴史は重みがあり、小史を読むと、数字だけでは見えてこない苦労や課題があったこと、同時に献身的な信徒によって教会が支えられてきた様を見ます。教会一丸となって困難を乗り越えてきたことを知ると、今私たちが直面している課題も、皆で力を合わせれば乗り越えることができるとの希望を与えられます。

 

今月は、11日に創立90周年記念礼拝、18日に特別礼拝がささげられます。目黒原町教会が90年の間、守り導かれたことを心から感謝し、神さまの御業をほめたたえたいと思います。同時に、100周年に向かって力強く歩み出す一歩となればと願います。特に特別礼拝では、現代社会が抱える問題を共に考え、教会として発信すべきことを伝える機会となれば幸いです。今を生きる教会として、立っていきたいです。

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