2023.7.20

秋田でも大雨の被害が出ています。今のところ、教団の教会の被害については報告がありませんが、かつて社会委員会でフィールドワークした地名が出てくるので心配になります。

今日は、午後から南支区信徒活動について、話し合うことになっています。南支区内の信徒同士の交わりを深め、信仰生活をより豊かなものとするための「信徒委員会」設置が規則で定められているのですが、実質が伴わないまま、数年が過ぎました。コロナウイルスの影響が大きかった面もありますが、それ以前から今後どのような活動をするのか議論が交わされ、結論は出ないままでした。今回、新支区長、新副支区長が選ばれ、信徒常任委員もメンバーが代わったことから、改めて協議する場を設けました。信徒の高齢化により、活動できるメンバーが少ないこと。教会でアクティブな信徒の多くは女性たちで、南支区には婦人委員会があり、そちらで活動している人が多いことなどの理由で、信徒活動は休眠状態です。各教会を超えた信徒同士の交わりをどのようにもつのか。そもそも、南支区という地域で分けられた教会同士の信徒の交わりは必要なのか。同じ伝統をもつ教会同士で交流をもつ方がいいのではないか。各教会で意見が分かれそうな事柄を含んでいます。丁寧に話し合いつつ、何か方向性が見えるようになればと願っています。

 

信徒活動の停滞の一方で、婦人会を解散して信徒会を作る教会が増えているようです。こちらは、人数の減少やジェンダーの問題などから、性別に囚われず、信徒全員で活動する方が良いとの理由から、信徒会に移行しているようです。各教会で婦人会がなくなると、南支区婦人委員会に参加する人もいなくなる現象が続いています。婦人だけで集まる理由が分からない、教会のことだけで精一杯でとても支区や教区の活動には参加できないなど、参加しない理由もさまざまですが、はっきりしていることは関わる人が年々減っているということです。教会全体の信徒数が減ってきているので、当然と言えばそうなのですが、信徒同士の交わりをどのように実質化していくのか、これからの大きな課題です。自分の教会だけでなく、他の教会を知ることで、信仰はより豊かになります。そもそも教会は一つでは成り立たず、地域にある諸教会が集まって一つの教会(キリストの体)を造り上げています。他教会があってこその自分であることを、再確認することが必要だと思いました。皆さんの知恵を寄せ集め、より良い方向に進めば幸いです。

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