2023.08.17

台風7号は、東京は直撃を免れましたが、鳥取をはじめ大きな被害が出ています。悲しみと不安の中にある方々に、主の支えと力がありますようにと祈ります。

先週末はいろいろとバタバタしましたが、結果的に13日は岩居先生が説教され、とても恵まれた礼拝となりました。地方から礼拝に駆けつけた方々がおられ、また久しぶりに礼拝に参加された方もおられ、この日程であったからこそ実現できた礼拝でした。初めて礼拝に参加された方々もいて、嬉しい日曜日となりました。岩居先生のお怪我もそれほどひどいものではなく、足取りも、声もいつも通り、いや、いつも以上にお元気だったと思います。説教交代の連絡を入れた時に、「わたしには平和について語る責任がある」と言われ、その思いが溢れている説教でした。「戦争を体験した者として語らなければならない」との強い思いが、岩居先生を突き動かしていました。説教原稿(要旨)をいただきましたので、「説教集」にあげておきます。ぜひ、ご覧ください。

 

今、第一礼拝では「平和」について、御言葉から聞いています。私たちが使っている『カテキズム教案』が今年の夏のテーマを「平和」に設定したので、その教案に沿っているのですが、改めて聖書が語る「平和」はイエス・キリスト抜きには語ることのできないもの。人間の「罪」の問題を避けて、「平和」を語ることはできないことを知りました。「戦争と平和」という括りではなく、神と人間の間の平和、人間同士の間の平和が、「平和」の礎にはあるということを再確認しました。すぐに力を発揮するものではないかもしれませんが、自分が神と、また他者と、平和な関係にあるかどうかを考えることが、平和を守る第一歩だと思いました。自分事として考えると、平和の尊さと同時に難しさも覚えます。きれいごとでは済まない現実があり、だからこそ、平和であろうと心掛ける積極性が必要であることを知ります。簡単ではないテーマですが、求め続けるべきものであると思います。20日の第一礼拝では、コリントの信徒への手紙二から聞いていきます。ここでは、「和解」がキーワードです。歩み寄る難しさを思いますが、少しでも御言葉に従って歩めるようになりたいと願っています。

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