2023.09.07

明日は台風の予報ですね。忘れずに、側溝の掃除をしたいと思います!

先日の礼拝は、久しぶりの方々が来られました。第一礼拝の方は、夏の間帰省していた子どもたちが帰って来て、にぎやかな礼拝となりました。第二礼拝は、猛暑のために礼拝に来ることの難しかった方々が来られ、互いに声を掛け合っていました。やはり、にぎやかなのはいいなと思いました。週間予報を見ると、まだまだ暑い日が続きそうですが、とにかく皆さんの健康が守られ、毎週日曜日にお会いすることができればと願っています。

今、「聖書研究・祈祷会」では、ゼカリヤ書を学んでいます。昨日は2章を読みました。ゼカリヤはバビロン捕囚後の預言者で、特徴的なのは幻の多さです。8つの幻が描かれ、それは全体で一つのメッセージを告げますが、昨日は第2、第3の幻でした。第2は、イスラエルを散り散りにした4つの角(諸国)が神の遣わした4人の鉄工によって切り倒されるという幻。第3は、測り縄をもった人がエルサレムを測ろうとして出て行ったところ、後から来た御使いに神が計画される新しいエルサレムが示される幻です。

バビロンに捕囚となった後、一部の人たちはユダヤに帰還しました。壊された神殿と城壁の再建が目下の課題でしたが、荒れ果てた町、資材のなさ、敵の妨害など、生活するのも大変な状況でした。祖国に帰るという決断は、果たして正しかったのかと自問自答する人たちに、ゼカリヤは神のご計画を告げます。今や、神が聖なる住まいから立ち上がられ、地上に来られようとしている。新しいエルサレムを創ろうとなされ、神自ら共に住んでくださることで、もはや敵から身を守る城壁は必要なく、神が永遠の光となってそこに住む者を照らしてくださると告げます。

 

ゼカリヤ書のポイントは、新しい時が始まろうとしている点です。今はまだ明らかになってはいませんが、神のご計画は進んでおり、神の時に従って新しい時代の到来が私たちの目にも明らかにされます。ゼカリヤたちの時代は、神殿再建に取り組んでいました。遅々として進まない再建工事でしたが、5年の時を経て、第二神殿は完成します。新しい時の訪れを目にすることができました。バビロンから祖国に帰還したこと、神殿再建に従事したことは、神の御心に適うことであったと民は知るようになりました。今はまだ苦しい現実の中に置かれていますが、神の救いのご計画があるから手を止めずに神殿を再建せよ。今置かれたところで、精一杯生きよと呼びかけています。今、困難な時代を生きている私たちへの呼びかけとして聞くことができ、励まされました。

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