2023.10.26

10月も間もなく終わりますが、「冬に近い秋」というよりは「夏に近い秋」という感覚です。今年は、季節の進み方と体感がだいぶ違う印象です。しかし、「実りの秋」と呼ぶにふさわしく、10月はさまざまな集会が開催されました。

わたしが関わっている「全国教会婦人会連合」という団体の中に「正典研究委員会」という名の小委員会があります。その全国的な集会が、10月の半ばに開催されました。前回はオンライン開催でしたが、今年は対面とオンラインのハイブリッド形式で行いました。8月の時点では申込者が30名ちょっとと少なかったのですが、最終的には82名の参加がありました。対面参加とオンライン参加は半々くらいの割合でした。この学びは、聖書一書を通読することを大切にしています。今回は「ローマの信徒への手紙」を学びましたが、この書を、小説を読むように始めから終わりまで繰り返し読む。その中で、この書物が語りたいことは何かを聞き、それを自分の言葉でまとめるという作業をします。普段なかなか取り組むことのない読み方ですが、注解書などは読まずに、とにかく聖書を繰り返し読むことを大事にしているので、聖書のメッセージがよりはっきりと聞こえてくる気がします。とても良い学びの時が与えられました。

今日は、目黒原町教会が所属している南支区の「みなみの集い」が開催されます。主催は南支区婦人委員会ですが、今回は会堂の設計にかかわる講演で、興味のある方全員に開かれた集いです。多くの参加者が集められるようにと祈っています。また、どのような講演がなされるのか、楽しみです。

そして来週、教団の社会委員会では、神戸にフィールドワークに行くことになっています。コロナ下3年間は、オンラインで委員会を開催していましたが、いよいよフィールドワークを再開することになりました。今回は阪神淡路大震災を経験した地を訪れ、特に「目には見えない復興」に取り組んだ団体から話を聞くことになっています。阪神淡路大震災から28年経ち、目に見える街の再建はなされましたが、こころの回復はなされていない状況がある。長期的にこころの復興に携わってきた人たちから話を聞くことで、教会が果たすべき役割を再認識したいとの思いがあります。また、大規模災害が起こった時に、教区間でどのような連携が取れるか、どういった働きが求められるのかも調査することになっています。

 

学んだことは、また「牧師のブログ」でシェアしたいと思います。お楽しみに!

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