12月半ばを迎えました。下の子の学校では午前授業となり、冬休みが近づいていることが感じられます。かつてほどのワクワク感はありませんが、やはりこの時期は嬉しい感じがします。みなさんの笑顔が見られるからでしょうか。
17日は、礼拝後にサクラベリーのクリスマスコンサートが行われます。2013年から目黒原町教会で演奏していただいているので、今年がちょうど10年になります。コロナのために少しお休みがあったので、コンサート自体は今年が9回目ですが、演奏者とは10年のお付き合いになることに気付いて、感慨深くなりました。きっかけは、かつて教会学校に通っていたお子さんの保護者がサクラベリーのメンバーで、教会で演奏したいと言われたことでした。最初は発表会のようなイメージで、礼拝後は演奏者と教会員でお茶を飲みながら交流するという会でした。次第に演奏の技術が向上してコンサートのようになっていき、観客も教会員から演奏者の友人や地域の方が多くなっていきました。演奏自体楽しいものですが、演奏者とお会いできることがわたしのもう一つの楽しみになりました。目黒区在住の方々なので、地域の知り合いが増えたようで嬉しいです。これからも、つながりを強めていきたいと願っています。
先日、目黒区社会福祉協議会が主催する防災ボランティアの講演会に参加してきました。防災の学びでは必ず地域の方々との連携が大事だと語られますが、今回も近所の人との助け合いが自分と相手の命を守ることになると教えられました。特に深い関係になる必要はないのですが、顔見知りになっておくと万が一の時には対応がまったく変わる。阪神淡路大震災や熊本地震の際、家具の下敷きから助け出してくれたのは、消防士ではなく近所の方だったという答えが多かったそうです。広い地域で被害が出た場合はなおさら支援の手は届きにくくなりますので、自分で、また近所の方と命を守り合うことが必要となります。
緊急事態でも、そうではなくても、「つながり」は自分と相手を守るものであると思いました。一本の細い糸のようなものであっても、つながっているかどうかが大きなポイントだと感じました。「つながりを確認する時」として、この時期を過ごしていきたいと思います。